西野つかさを応援するスレ Part73
- 1 名前:はりねずみ ◆TSUKASA/q2 投稿日:03/12/21 15:02 ID:JqPcOMgq
- いちご100%の西野つかさを応援するスレです。
つかさファンが集う場所です。
東城・北大路ファンは控えめに。
東城・北大路叩きも控えめに。
他派を刺激する内容はスレ内完結で。
このスレでのいちご100%のヒロインは、どんなことがあろうと西野つかさです。
煽り・荒らし・その他、マターリマターリを壊す輩は「完全放置」で。
雑談はOK。なりきりは禁止。
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西野つかさを応援するスレ Part72
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yuukiss神の曲
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- 745 名前:樹 ◆h9xSPCJqKw 投稿日:03/12/26 17:35 ID:910GLGzq
- 「あたし達が出逢った理由」
「西野さん…僕と付き合ってもらえないかな?ずっと好きだったんだ。」
この人はウチの学校の元生徒会長。正直あまりいい噂は聞かない。
告白はうれしいけど、いざ付き合うとなると気が進まない…かな。
「ごめんね。気持ちはありがたいんだけど…あたし好きな人がいるんだよね。」
彼は一瞬驚いたような表情を見せたけど、すぐに笑顔に変わった。
「そうだよね。西野さんくらい可愛ければ彼氏とかいるよね。ごめん忘れて。」
「あっ…ちょっと!」
会長は走ってどこかに消えてしまった。彼氏か…そんな人いないんだけどな。
別に本当に好きな人がいるわけでもない。ただ、そう答えた方が楽だったから…
でも期待しちゃうんだ。
あたしをワクワクさせてくれるような人がいつか現れるんじゃないかって。
「つかさーまた告白されたの?しかも今のって会長じゃん!当然okしたんだよね?」
聞いてきたのはあたしの親友の女の子。
「ううん。断った。」
「うそ!何で?会長ってすごい人気あるんだよ?まあ大草君には劣るけどねー。」
「だって…確か会長に泣かされた子がたくさんいるって聞いたことあるよ?」
「付き合ってみたら案外いい人かもしれないじゃない。彼氏とか欲しくないのー?」
彼氏か…欲しくないって言えば嘘になるけど…
- 746 名前:樹 ◆h9xSPCJqKw 投稿日:03/12/26 17:36 ID:910GLGzq
- 「見て!つかさ!喧嘩だよ、喧嘩。しかもパンツがどうとか言ってる…変態よ。変態。」
見てみると、変な二人組みの男の子が取っ組み合っている。
「うーん…変態ねえ…まあ、そーゆー人もいるんだろうね。」
「何言ってんのよ!つかさみたいなのが一番あーゆーのに狙われやすいんだから気をつけなよーって言ってる間から…ほら、つかさ。ご指名みたいよ。」
どーやら二人組みはあたしのことで揉めてるみたいだ。はあ…しょうがないなあ。
「コラコラコラ!突然の告白、気持ちはありがたいけどぉーここは廊下!!告白するならもっと人目につかないところでしろ!」
あたしはさっきから騒いでる二人組みに言ってやった。
一人は怖い顔の男。枕を涙で濡らすみたいだから意外とセンチメンタルなのかも。
あたしのことが好きらしいけど、いきなり告白とは困ったもんだ。
でも、ごめんね。キミに悪気はないんだろうけど、あたし怖い顔の男ってダメなんだよね。
もう一人は普通の…ん?この人、どっかで見たような…誰だっけ?
- 747 名前:樹 ◆h9xSPCJqKw 投稿日:03/12/26 17:38 ID:910GLGzq
- 「つかさーアンタも大変ねえ。会長みたいな男ならともかく、あんなのも相手にしなくちゃならないんだもんねー。顔が可愛いすぎるってのも意外と楽じゃないわね。」
教室に戻ると、親友が言ってきた。それに合わせてあたしも聞いた。
「ねえ…さっきの誰?」
「えっ?ああ、小宮山だよ。つかさも言うわねえー怖い顔だなんて…また枕を涙でぬらすかもよ?」
「そうじゃなくて!ほら、もう一人の…」
「あーあの変態君ね。あれは真中淳平っていって相当な映画オタクらしいよ。」
「そっか…真中か…ふーん。」
真中…どっかで聞いたような…真中…うーん…思い出せない。
「二人とも大草君と仲良いみたいだけど、何で大草君があんなのを相手に…って、つかさ聞いてるの?」
真中か…あの顔、どっかで絶対に見たはずなんだよなあ…
次の日の休み時間、あたしが教室から出ようとすると、あの真中がいた。
「人間はなあ中身なんだよ中身!!」
立ち聞きしちゃったけど、意外とまともなんで、あたしは少し感心してしまった。
真中か…誰だったか忘れちゃったけど、けっこういいヤツじゃん。
その日、あたしは一人の男に呼び出された。
放課後に鉄棒の傍で待っていて欲しいとのことだった。
「つかさ!さっきの大草君じゃない!会長といい、何でアンタばっかりいい思いをするのよ!でもいいわ。アンタと大草君ならお似合いだもんね。うう…さらば私の初恋…」
親友が妙に騒ぎ出す。まだ告白されると決まったわけでもないのに…
- 748 名前:樹 ◆h9xSPCJqKw 投稿日:03/12/26 17:39 ID:910GLGzq
- 放課後、言われた場所に来たものの、その大草君とやらは何時まで経っても現れない。
人を呼び出しておいて遅れてくる大草君に、あたしはだんだん腹が立ってきた。
いい加減に帰ろうかと思ったとき、あの真中がこっちに向かって走ってきた。
…あれ?真中が走ってくる?走る真中…そうだ!思い出した!
あの日は夏休みの前かな…真中は放課後に友達と一緒に何週も走ってた。
確かあの日は所持品検査でアイドルの写真をスクラップした下敷きを没収されそうになったヤツを真中がかばったんだ。
最初は馬鹿なヤツだって思った。わざわざ先生に歯向かって意見してさ…結局二人とも走らされることになっちゃって。そうだ、そのときに真中を知ったんだ。
あんまりいい話じゃなかったかもしれないけど、あたしはいいなって思ったんだ。
みんな受験控えてピリピリしてる中であんな風に意見言えて。不思議な空気だったな。
罰で校庭走ってんのにみんなの声援浴びて…カッコイイわけじゃ全然ないんだけど。
今でも真中が走ってる姿…目に焼きついてる…ああこーゆー人もいるんだなって思って…
何でだろう…気づいたら叫んでた。「がんばれ!がんばれ真中!あと46周!」って。
- 749 名前:樹 ◆h9xSPCJqKw 投稿日:03/12/26 17:40 ID:910GLGzq
- 真中はどんどん走って近づいてくる。
「にっにっにっ西野つかさちゃあああああああん!!!」
真中は跳んだ。勢い良く跳んだ。そしてあたしの目の前で鉄棒にぶら下がった。
「ふん!!く……はっ!!はっはっはっは…」
いったい真中は何がしたいんだろう…たぶん懸垂をするつもりなんだろうけど、なぜ?
「…すっ好きだあああっ西野つかさちゃん!!お…っ俺とつきあってくださ…っっっ
」
真中が…あたしのことを…好き?あまりの唐突さにあたしは言葉を失った。
ってゆーか、懸垂しながら告白って何それ?あはははは…面白いよ、キミ。面白すぎる。
それにしても卑怯だよ。そんな方法で告白されたら…ダメ…笑いがこらえられない!
「ぷっ…」
真中淳平か…キミ…いいよ…面白い…あれ?もしかして、あたし今ワクワクしてる?
そうか…あたしはこんな人を待ってたのかも。
なんだか真中ならあたしをもっともっとワクワクさせてくれそうな予感がする。
あっ…ダメだ…笑いが止まらない。
「あーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」
決めた!真中しかいない。真中淳平…キミについて行くよ。
「い…いいよ。キミとなら。あははは!」
始まった。あたしの人生。これからどんなワクワクする未来が待ってるんだろう。
がっかりさせるなよな!淳平!
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