南戸唯を応援するスレPart6@いちご100%
- 238 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい 投稿日:03/12/21 09:06 ID:OwH2d9W6
- 唯 「つまんなーい。。雪やんじゃったぁ;;」
つかさ「今年は去年に比べて暖かいもんね」
唯 「イヴは降るかなぁ?雪の降らないクリスマスなんて、全然雰囲気でないよね~」
白い息で、手を温めながら唯がぼやく。
そしてぴょんっと、つかさの前に出る。
唯 「ねぇ、一緒に過ごしたいヒトとか、いる?」
つかさ「えっ…」
唯 「西野先輩のことだもんね、引く手あまたなのかなぁ~と思って」
つかさ「言っとくけど。今までずっと家族と過ごしてきたんだからね!」
唯 「え~~~!いがーい!!…じゃぁじゃぁ、今年は??」
つかさ「さー、どーかな。一緒に過ごしたいヒトは…いるけど…」
唯 「へ~~。その人幸せモノだねぇ~。唯は…どうかなぁ。たぶん淳平のお宅にまたお邪魔しちゃおっかな。
去年一緒にケーキ食べてあげられなかったし…」
つかさは何も答えなかった。
本当はこの散歩の途中で、あの修学旅行のことを話そうかと考えていたのだが…
無意識に、いちごのペンダントをコート越しに触っていた。
2,3歩先を軽快な足取りで歩く唯に、何かを決心したかのようにつかさが言った。
「…ねぇ、唯ちゃんは、淳平くんのことどう思う?」
「?え…そりゃー…」
不意に足を止め、振り返る唯。
真っ直ぐに向けられたつかさの目が、唯を、嫌がおうにも茶化すことを拒んでいた。
もしかして、西野先輩…
そして、長い沈黙を遮ったのは唯だった。
唯 「唯にとって淳平はね、この間までは、なんというか目が離せない大きい弟って感じだったの。
でね。今はね…」
つかさ「…………」
唯 「今は……
…頼もしい弟!!それだけッ」
満面の笑顔でそう言い放つと、おどけた様に口笛を吹き始めた。
その横顔は、どこか切なそうだった。
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