西野つかさを応援するスレ Part68
- 102 名前:12月22日 6/6 投稿日:03/11/22 23:53 ID:SPfTuQlL
- 「え?」
そして流れるイントロ…
「淳平くん、この歌…!」
…あの日にかかっていた曲だった。一年前の今日。サヨナラしたあの日に…
…茫然としている間に曲は終わってしまった。
「渡したかったのコレだったんだ。…物じゃなくて歌だったけど。」
歌い終わった後、彼はそう静かに言った。
「あの日西野、今度この曲歌ってほしいって言ってただろ?だからどうしても今日聞かせたかったんだ。」
「淳平くん…」
「なんて言うか俺、勝手な話だけどちゃんとけじめつけたくて…」
そう言うと彼は強くしっかりとした眼差しであたしを見つめ…
「西野つかささん、よろしければ僕と付き合ってください。」
「………」
言葉が出てこなかった。
「…そうだよな。俺散々西野に酷い事してきたもんな。今さら虫が良すぎるよな…」
違う、違うの。
「ごめんな、西野。独りよがりな事言って困らせて…」
「困ってなんか…いないよ…?」
「え…」
「ごめん、なんか思いに言葉がついてこない…」
「…西野?」
自分でも何をしたのか一瞬わからなかった。
気づいたら目の前には驚いて目を見開いた彼が、そしてあたしの唇には柔らかい感触が残っていた。
「これが…あたしの気持ち。言葉じゃ言い表せないよ…」
「西野…それって…」
「これからもよろしくお願いします、淳平くん…」
「あ…こちらこそ…よろしく、西野。」
今度は自分達が何をしているのかちゃんとわかっていた。
長い間、まるで今までの距離を埋めるかのようにあたし達の舌は抱き合った…
お粗末さまでした。
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