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西野つかさを応援するスレ Part16

1 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:03/01/27 01:06 ID:fA4fMENW
いちご100%の西野つかさを応援するスレです。
つかさファンが集う場所です。
東城・北大路ファンは控えめに。
東城・北大路叩きも控えめに。
他派を刺激する内容はスレ内完結で。
このスレでのいちご100%のヒロインは
どんなことがあろうと西野つかさです。
煽りは放置で。
なりきりは禁止。

前スレ
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1043320268/

yuukiss神の曲
http://f6.aaacafe.ne.jp/~pantiira/

その他関連サイトは>>2

188 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:03/01/27 22:55 ID:0Sw1phpl
最高続きキボンヌ

189 名前:(8/13)DEATH ◆8MA9D3SkPo 投稿日:03/01/27 22:56 ID:PK1VjGgJ
「俺こんな美味いお粥食ったの初めてかも。西野凄いな」
「えへへ、ありがとう。はい、もう一口」
 差し出されたスプーンに真中はパクついた。
「…懐かしいな、あたしもこうやって小さい頃、お母さんに食べさせてもらった」
「あ、俺も」
「自分が誰かに食べさせる方になる日が来るなんて、ちょっとビックリ」
「俺はこれじゃ未だに食べさせてもらってる方だな、俺も逆になる日とか来るのかなー」
 真中は出されたスプーンをもう一度含んだ。
「うん、やっぱ美味い」
 その美味しさに感激しながら真中はお粥を次へ次へと含んだ。

 お粥が全て食べ終わり、真中の胃袋は満足した。
「西野、ありがとう。本当に美味しかった」
「ううん。いいのいいの。じゃ、あたしこれ片づけてくるね」
 盆の上に皿を乗せて、西野は再度台所へ行った。
 真中がゆっくりとお茶を飲んでいると、玄関のチャイムが鳴った。
(誰だろう?)
 真中がそう思って布団から出ようとすると、西野がドアから顔を出した。

190 名前:(9/13)DEATH ◆8MA9D3SkPo 投稿日:03/01/27 22:57 ID:PK1VjGgJ
「あたし出ようか?」
「うん、悪いな」
 ドアを閉めて、西野は玄関へと走っていった。
(母さんがチャイム鳴らすわけないし、宅急便かなー)
 真中がボンヤリと考えていると、部屋のドアが開いて西野が入って来た。
「あ、西野、誰だっ…た…」
 真中が顔を向けると、西野の肩越しに東城がいるのが見えた。
「と、東城…!!」
(や、ヤバー―――――――――!!!!)
 どうしようどうしようと真中が焦っていると、西野が自分のジャケットを手にした。
「東城さん、お見舞いに来たんだって。じゃ、あたし邪魔しちゃ悪いしそろそろ帰るね」
 笑顔で部屋を出ようとするところを真中は引き止める。
「西野!!」
 声をかけられて立ち止まり、一瞬間を置いてから西野は振り返った。
「何?淳平くん」
「え…と」
 咄嗟に引き止めてしまったので、真中は慌てた。大体、引き止めて何を言おうと思ったのか。
「あの…お粥…ありがとう…」
「ううん。じゃあ、バイバイ」
 西野は微笑みながら部屋を出た。そして玄関の開く音が聞こえ、すぐに閉まる音が聞こえた。

191 名前:(10/13)DEATH ◆8MA9D3SkPo 投稿日:03/01/27 22:57 ID:PK1VjGgJ
(西野…)
 真中が下唇を噛み締めて俯いていると、頭上から声が降ってきた。
「真中くん…」
 顔を上げると心配そうな顔をした東城が立っている。
「あ、ゴメン東城。えっと見舞いに来てくれたんだよな、ありがとう」
(折角東城が見舞いに来てくれたのに、ボーッとしてんじゃねーよ俺…)
「ううん。でも真中くん、思ったより元気そうで安心した」
「そうかな?あ、そこ座りなよ」
「ありがとう…でももう帰るね」
 来たばかりなのに部屋を出ようとする東城に真中は驚く。
「と、東城…」
「お大事にね」
 最後にそう言葉を残して東城は部屋を出て行った。

 真中は起こしていた上半身を大きなため息と共に丸めた。
(どうしたらいいんだ―――…俺…)
 西野と東城の顔を交互に思い出して、真中は悩みこんだ。

192 名前:(11/13)DEATH ◆8MA9D3SkPo 投稿日:03/01/27 22:58 ID:PK1VjGgJ
 次の日、真中はすっかり体調も良くなり、学校へ行くことにした。
「真中ぁ!おはよ!」
 教室へ入ると元気な声でさつきが出迎えた。
「何?もう大丈夫なの?」
「ああ。さつきももう良いのか?」
「うん、もう平気!」
「そっか」
 良かったなと言いながら真中がチラリと東城の席の方を見ると、友達と楽しそうに話している。
(俺の考えすぎかな…)
 真中はそう思いながら、自分の席に腰掛けた。

おわり。つかさ編も書くかも?

193 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:03/01/27 23:01 ID:0Sw1phpl
つかさ編もお願いします

204KB
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