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西野つかさを応援するスレPart8

1 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/05 03:34 ID:I/ubz7+P
いちご100%の西野つかさを応援するスレです。
つかさファンが集う場所です。
東城・北大路ファンは控えめに。
東城・北大路叩きも控えめに。
このスレでの漫画のヒロインは
例えどんなことがあろうとも西野つかさです。
煽りは放置でお願いします。
なりきりは禁止です。

前スレ
http://corn.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1038567397/

709 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/11 23:42 ID:YU9jvKZe
>>693を元ネタに考えた妄想小説ウプしていい?

710 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/11 23:59 ID:YU9jvKZe
「西野が帰ってきたら素直にあやまろう、今までのこと、
そしてもう一度告白しよう」
そう決心した真中はクリスマスイヴの夜、西野家の前で
学校から帰ってくるつかさをひたすら待つことに。
しかしいつも帰ってくる時間になってもつかさは現れない。
(やっぱりどこか遊びに行ってしまったんだろうか・・・)
そうしている間にも日は暮れ、周りの気温も急に下がってきている。
真中の心には諦めの気持ちが湧いてきたが、
真中はどうしても今日つかさに言わなくてはいけないそう思って耐えた。
(あと二時間だけ待ってみよう)
それでもつかさは姿を見せない。
(あと一時間だけ・・・)
そうして真中は一晩つかさを待って雪の降る寒い夜を過ごすのだった。
(寒い・・・ヤバイ意識が朦朧としてきた・・・)

711 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:00 ID:OMKzqjtn
真中が気付いてみると周りの景色はがらっと変わっていた。
場所は確かにつかさの家の前の通りだったが
辺りに積もっていた雪は跡形も無く、日差しが眩しい昼になっていた。

「そうだ俺たしか西野の家の前で・・・えっと」
見回すとさっきまで真中が立っていた場所には人影が。
「あれ?あそこに座ってるの・・・」
真中は玄関に座っているその姿を見つけると慌てて駆け寄った。
「西野、西野じゃないか!
俺ずっとここで西野を待ってたんだよ・・・あのさ・・・俺」
「・・・」
しかしつかさには反応が無い。
それでも真中は懸命に言葉を捜して話し掛ける。
「俺どうしても西野に・・・西野?」
つかさは真中の方をちらっと向いたきりまた向こうを向いてしまった。
「西野、怒ってるの?当然だよな・・・だって俺は」

そのとき初めてつかさが口を開いた。
「あたし、淳平君が来るのを待ってるの」
そういって道の向こうを指差した。その向こうは霧がかかっていて何も見えない。
「きっと来てくれるんだって信じてる」

712 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:01 ID:ZmDf4tVx
>>709
どうぞ。妄想自由がこのスレ流。

713 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:02 ID:OMKzqjtn
「西野?」
そのつかさ表情は今まで真中が見たことの無いような切ないものだった。
そんなつかさを見ているうちに真中は何も言えなくなってしまった。
「淳平君、待ってる」
やがて日が傾き始め、辺りは夕日の赤に染まってくる。
いつのまにか日没が迫っていた。
真中には夕日に照らされたつかさの顔がますます悲しく感じた。

「淳平君早く来て、もう待てないよ」
つかさの言葉に我に返った真中はまたつかさに呼びかける。
「西野俺はここだよ、ここにいるよ!」
「・・・」
「俺だよ西野!真中だよ!」
しかし真中がどんなに一生懸命つかさに話し掛けても反応は無い。
そうしているうちに日は沈み、辺りは一面の闇に包まれる。
「にしのーーーーーーーーーーーー!」

714 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:02 ID:OMKzqjtn
(ハッ・・・)
気が付くと真中は再び雪の降る中に立っていた。
辺りは暗闇に白い雪が街灯に照らされ淡く輝いている。
真中のコートや帽子にも気づかないうちに雪が積もっている。
(俺は幻覚を見ていたのか・・・)
(でもどうしてあんな夢を)
(やっぱり俺は西野を待つ資格なんて無いって事なのか・・・)
真中は寒さで朦朧とする頭で必死に考えていた。
(いや違う・・・ずっと待っていたのは)
(待っていてくれたのは・・・)
そこまで考えると真中の意識は再び暗い闇に落ちていった。

715 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:03 ID:OMKzqjtn
(・・・じゅ・・・くん・・・)
(・・・淳平くん・・・)
(淳平君ってば・・・)

ハッ!
視界に白い天井が飛び込んでくる。
真中が今度目を覚ましたのはベッドの上だった。
しかも部屋は暖かく、真中は毛布を被っていた。
「また夢?」


716 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:03 ID:OMKzqjtn
「あっ、淳平君!気が付いた?よかったー・・・」
見ると部屋の中にはつかさの姿が。
目を覚ました真中の顔を心配そうに覗き込んでくる。
「西野、俺はまた夢を見てるのかな・・・」
真中がそうつぶやくと
「淳平君寝ぼけてる・・・」
そう言ってクスッと笑うつかさ。
「・・・」
「もー帰ってきたら淳平君がいきなり家の前で倒れてるんだもんびっくりしちゃった」
「・・・」
「あたしに用があったなら携帯に電話してくれれば良かったのに」
「・・・」
「もしかしてずっと待っててくれたの?ごめんね、昨日は友達と一緒に・・・」

「西野!」
「きゃ!」
意識の戻った真中は思わずつかさを抱きしめていた。
「えっ、淳平君・・・いきなり、ちょっと」
つかさは反射的に抵抗するが真中は抱きしめたまま離さない。
「西野、会いたかったよ」
そう言いながら真中の頬には涙が流れていた。

717 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:04 ID:OMKzqjtn
「西野、俺、あのさ」
ようやくつかさを離した真中はゆっくりと言葉を紡ぎだす。
「俺気が付いたんだ、西野にふられてから」
「俺、西野のこと好きだったって」
「いや、それだけじゃない、俺どれだけ西野の気持ちを無視してきたか」
「だから謝ろうと、ごめん・・・」
そこまで言うと黙っていたつかさがようやく口を開いた。
「淳平君、もう気にしないで、あたしは・・・」
「いや、違うんだ、その・・・」
実際つかさの前に立つと再び告白しようとしていた気持ちもなかなか口には出せない。
そんなことを言えばつかさに嫌われてしまうのでは?
そんな考えが頭をよぎった。

718 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:05 ID:OMKzqjtn
(ここで、ここで勇気を出さなきゃもう西野とは・・・ええい真中淳平言うんだ!)

「俺、西野のことが好きなんだ、誰よりも」
「今でも好きなんだ!」
そう叫んでつかさの顔を覗き込んだ。
その顔はつかさから見ると今にも泣き出しそうに見えたかもしれない。
しばらく沈黙がその場を支配していたが、真中が再び何かを言おうとする前に
つかさが口を開いた。
「・・・ずるいよ淳平君、そんなこと言われたら・・・あたし淳平君のこと
忘れられなくなっちゃうよ・・・」
「だって、まだあたしだって淳平君のこと・・・」
そこまで言ってハッと口をふさぐつかさ。
「西野」

719 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:14 ID:OMKzqjtn

「でも淳平君の夢にはあたしは入れない・・・」
「違うよ西野、俺には西野がいないと、西野が側に居てくれないと駄目なんだ。
夢も見れないんだよ」
「・・・」
「西野がずっと見守っていてくれたから、俺は夢を見つづけられたんだ。
俺には西野つかさが必要なんだ!!!」
「淳平くん・・・」
思わずつかさの目には涙が。

「信じていいの・・・淳平くん」
「今すぐつきあってとは言えない、でも待っていてほしい。
俺が西野にふさわしい男になれるのを・・・。
いや、待たせない、今度は俺が西野を待つ番なんだ。西野が俺のほうを見てくれるのを」
「淳平くん・・・」
「昨日ずっと西野を待ってて俺、西野の気持ちほんの少しわかった気がする。
西野は煮え切らない俺をずっと待っててくれたんだって。
だから俺、西野を待つよ、いつになるか分からなくても」


720 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:18 ID:/ilMukDn
よっぽどヒマなんだな


721 名前:作者の都合により名無しです 投稿日:02/12/12 00:20 ID:OMKzqjtn
「うん、あたしも淳平くんのことずっと見てるよ」
「俺の夢、どうなるかなんて分からない・・・でも西野が見ていてくれるなら
何か出来るかもしれない・・・」
「俺西野が好きだ」

「もう一度、もう一度言って淳平くん」

「俺は世界で誰より西野が好きだ、西野つかさを愛してる!」

おわり

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続き

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